結局、巨大なタコさんはお陀仏で、ドーガスの餌食になってしまった。
そんなところから一歩退いた、1-2-6です。
放浪の医者ジャスミンが自室のように使っている医務室に双子を運ぶところからスタートです。
ルヴァがマナを集めるのにつかう言語は、アレです。私がつくったやつ。
リシュナが祈りで魔法を扱うことに初めて言及してもいます。
つまり念ずることですけれど、これって実は大変不確かです。
体調の波があるように心にも波があるはずですから。コンディションがいつも一定ではないことを踏まえると、〈マナの歌〉や言語による命令は望んだ効果を取り出しやすいと言えます。大事なファクターなので、あんまり言わないでおこう。内緒。
ジャスミンは理系なので、状況判断が上手です。ドライともいえます。
逆にグレイは情に厚いので、理詰めでサクサク畳みかけられると感情が追い付かないときがあります。しかし、教育も施され慧眼もありますから、相手の主張を理解することもできています。
情動と理性は同時に存在しえます。せめぎあい、バランスの上でどちらかが勝ったときに優位性を持つだけだと、私は考えています。ほんのひとつまみの思いやりや想像力があれば、理性は突発的な感情を求肥のように包んだままでいられるはずだとも。
ハッカ油を一滴水にたらすと、それだけでさわやかな香りが部屋中に満ちます。
双子の奴隷にまつわるちょっとした謎解きがひょんなことから始まったりも。
ゲームだったら聞き取りとかするんでしょうけど、小説なのでサクサクぶっとばします。
二人っきりで気まずいのを打破したのは、やっぱりミルちゃんです。
こういう、会話のときのふとした仕草とかを書くのは得意です。
真実を語っているのに、逆撫でしあう調子を崩さないのはこの二人ならではかも。
うん、いろいろ重要な話がサラサラ流れていきますね。
魔法とか魔術とか、ここはちゃんと読み込んでおかないといけない部分です。
私が何か言う必要は、ありません。
1-2-6、おわり。
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