ラベル ここあ曲 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ここあ曲 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年6月6日木曜日

〈制作秘話第十三回〉1-2-4

大事なことはすべて小説の中に入れ込んであるので、解説することもあんまりなくなってきました。
スキュラ、というか、人が賑やかにしている街の曲のつもりで書きました。
1-2-3あたりで、小高い丘に立ったぐらいから流れるんじゃないでしょうか。
ピッツィカートでうきうき弾み、ヴァイオリンが自由闊達にしている次に、オーボエで愛のテーマが流れる、という感じです。今ならもうちょっと洗練させられるような気がしますが……まあ、一日クオリティですよね、そこはね。

1-2-4です。
筋肉痛の下りを端的に省略することに成功しています。
あやしい商人がぽつりと零した独り言が追い風の仕業で耳に届く、という表現は、ちょっとおしゃれですね。いえい。

〈黒龍丸〉についてはいろいろ研究と考察を重ねた部分だったと、思い出します。
当初はティークリッパーぐらいかなと思っていたのですが、三本マストのシップ――しかもフルリグド・シップでいいんじゃないかと思いました。大砲を持つ武装商船でもあります。
結局、インディアマンGotheborgをモデルにしました。
https://www.gotheborg.com/
全編英語ですが、センテンスが短いやさしい文章ばかりなので、読みやすいですよ。高校一年生レベルじゃないでしょうか。写真も豊富で、大砲の上に板をおいてテーブルにする様などは多いに参考にさせていただきました。もちろん、就業形態もね。知ってる食べ物が出てきて驚くかもしれませんよ。
〈黒龍丸〉の乗組員のシフトも作りました。
クルーは朝・昼・夜で順番に寝たり起きたりを繰り返し、船長・副船長はつねに現場監督として責任を負うため、クルーとはずれた一日を送ります。それもあって、シグルドは出航早々に寝るんですよ。

さて、みなさんは船に乗ったことはおありですか?
私はとっても快適なバルト海クルーズしかしたことがありません。
そんな客船だとしても、揺れるし、甲板に出ればめっちゃうるさいのです。
外海だったら、この比ではないでしょうね。

グレイの船旅が始まりました。
やっぱり隣にいるミルちゃんのことが気になって仕方がない様子。
「いちいち色気づくことないでしょ!」と目くじらを立てる女性がいたら、苦言をひとつ。
突然自分のパートナーを名乗り上げてくれて、協力してくれる。いちいち癇に障ることを言うくせに、からかうときの笑顔が輝いている。何もかも抑圧し、されてきた自分とは正反対、自由にのびのびと感情表現をする。透明な珍しい色彩に加え、黙っていれば作り物のように整っている。
そんな見目麗しい異性がいつも近くにいたら、意識しちゃうのも無理はないでしょう。そもそも、18歳の男子ですよ。女の子に興味はあります。あるんだってば。

ウミネコからかいは、浜辺の人ならだれでもやったことがあるはずです。
わたしはリスや小鳥に餌があるふりをしてがっかりさせてやってけたけた笑っていましたけれど。とってもかわいいんですよ。でも、日本でやってはいけません。

それたそれた。
この辺りは、なんだかちょいちょい〈黒龍丸〉や船旅のティップスがわかります。
船のってゴー、では済まない時代です。普通に転覆――死が隣り合わせなのが航海ですから、乗組員も客も、何が何だかわかっていないと話にならないのです。
グレイが無知(未経験)なこともあり、物知りのみんなが口々に教えてくれるのがとても親切です。ただ、ミルちゃんだけは皮肉たっぷりですが。それが会話のきっかけや推進力になっているのにグレイが気付くのは、もうちょっと先みたいです。

一方ルヴァですが、どうやら「ちび船長」のあだ名で乗組員から親しまれ、頼られているようです。あやしい荷物はそのまま。パレット組めないとずれやすくなるからホントやめてほしいよね。ルヴァの説明がおもいっきり口語で、しかも意味がとりやすいのは気に入っています。

私の小説にはお食事のシーンが幾度となく登場しますが、匂いや触感、舌触りなどを克明に描写しているためか、読んでいるとお腹がすくという評判があります。作れるものもあるので、たまに家で自作することもあります。食事は、人間や生き物が生きる上に欠かせないものであり、喜びです。食べる幸せを「口福」と書く人もいるぐらい。物語を生きるグレイたちも人間です。だからきっと、同じ幸せと同じ不幸を感じているはずです。
そのために、三大欲求についてはとことん、突き詰めて見つめています。
ひもじさに頭と腹を痛め、体の芯で燻る欲求を押さえ――若さゆえに性欲と判別できないことも含めて――、眠たさと危険の合間でうとうと舟をこぐ。安全な家を持たぬ旅だからこそ、生命維持のために三大欲求は否が応でも表面化してくるはずです。文化的な生活、思考というのは、そうした三大欲求を満たした上でようやく成立してくるものでもあります。これこそが「学びを深める環境」そのものでしょう。

ロップのテーマ「三角帽子のコロポルカ」は作曲しはじめて三つ目とかそれくらいだったと思います。
絵は元相方のものですので、投稿しなおすべきだなと思っています。

ところで1-2-4、めっちゃ説明すること多いぞ。

ロップの登場で、通貨システムについて言及されています。
1クローネ銀貨10円ぐらいで考えてください。
1エーレ銅貨で10銭。
ヴァニアスのダブル・ローズ金貨は別名スヴェリン金貨ともいわれ、一枚で5クローネの価値が保証されています。
スヴェリン金貨は現国王グラジルアスの横顔レリーフになっています。

乗組員たちのヤンキー具合ですが、肌感覚のリアルさで書いています。読んだ感じ、嘘っぽくないはずです。
下卑たことを言うおいたんというのはどこにでもいて、面白半分のからかいで幼いプリンセスの乙女心を踏みにじったりするのです。腹が立つほど、その場限りの気分屋発言。田舎出身なのがもろばれですが、人生、何が役に立つかわからんのです。
豆知識ですが、そういうデリカシーのない人間(男女関係なかったりします!)には、素直に「ひどい!」「傷ついた!」と直接言ったほうがいいです。「どうしてそんなこというの!」と反語表現では追及できないのです。なぜなら、彼らには相手がどう思うかなんて言う想像力が欠如しているのですから。

そうこうしているうちに、グレイの三半規管が壊れました。
こういうとき、いっそ吐けたら楽なんですよねー。
でもなかなか出てこなくて、内臓が張り詰めているままなのがとってもつらい。
嘔吐恐怖症がある方には地獄のような2ページだったかと思います、ごめんなさい。
でも、木造船でグロッキーにならないほうが、不自然でしょう。だから。

創作の中で、自然・不自然、いろいろあると思うのですが、私の中では「一言で片がつく」かつ「納得がいく」ものを自然、と表現しています。
「納得できないこと」を不自然に感じるのです。
だから、不可思議をいろいろと理由をつけて納得させようとするのではなく、不可思議であろうと一言で「そうなんだ」を導けるようなバランスをとっています。
これって実は単純で、「わからない」ことを「わからない」と言うのと同じなんです。
「わからない」ものを「わかったふう」にしていることこそ、滑稽なものはないでしょう。恥の上塗りというのもありますが、知ったかぶりをしたところでそれは栄誉にも勲章にもならず、ただ無知をさらすだけで、せっかくの学びの機会を損じることになるだけなのです。
知るは一時の恥、知らぬは一生の恥。
たとえ間違ったり、誤った知識を信じ込んでいたとしても、その場で訂正していける人間になりたいですね。
もちろん、常に学びのアンテナは立てながら。

あ。幽霊? 子どもの声?
そう思ってベランダに出たら、すぐそばで猫がけん制しあってました。
そんなこともあります。そんなことも。

1-2-4、おわり。

2019年6月5日水曜日

〈制作秘話第十一回〉1-2-2

リシュナの祈り。
スィエル教関連で流れそうです。
この曲は三拍子。三拍子の曲と言えばメヌエット、といいたいところですが、こちらはワルツの気持ちに近いです。ワルツは円舞と書きますが、そのように円環をイメージした和声でできています。エコーがいい感じにリフレインしてきて楽できた曲です。
透明で神秘的な印象の少女――リシュナ・ティリア姫の純粋無垢な様子に胸を打たれた方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。
その実、慣れ親しんだ場所や人の前では彼女なりの冒険やいたずら心をあらわにすることもあります。
「小さく悲鳴を上げると、詫びながら乳母に抱きついた」のくだりは、少女らしさ満開です。キュンとしてしまいますね。

107pから、リシュナと一緒に記憶をなぞる形で、先代女王夫妻の崩御とそのあとの子どもたちの様子を知ることができます。
人の思いを直観的に肌で感じ取り、理性で判断するグレイとリシュナの聡明さは、生まれと育ちによるものだなと思います。
幼くして家長になった兄グレイが孤独な決意をした理由とその姿を痛々しく感じたのは、妹リシュナだけではなかったはず。
そうそう。
実はここで暦が判明しますね。何気にね。
ヴァニアス歴1023年の〈処女の月〉です。
そして、従弟のアレクセイが登場し、彼とリシュナの関係性が判明することで、リンデン伯爵の目論見の一端が少し見えてきます。

フィナちゃんが出てきたら、ハイ、この曲。
Bメロは、リシュナの運命のテーマです。
どっかに使ってます、どこだっけ……。
ハープのアルペジオがヘミオラになってるのがにくいです。

そんなこんなで、グレイの旅のタイムリミットがうっすらと提示されたりします。
リシュナとフィナの危機感や、性格の差なども明確に感じられるやり取りがありますね。
フィナは兄と姉に守られながらのびのびと育った分、未だ真相からは遠ざけられていますが、持ち前のセンスで物事を直観的に理解しているようです。血の為せる業かしら。ただ、まだ8歳ですから、適切な言葉を選べるほどの語彙力はないのです。だから、言ってることが間違いじゃなくても、意図自体は姉には屈折して届いています。
「いつかわたくしも出会うのかしら。運命の人に……」
現実を重く受け止めながらも、その実、夢想家の一面をもつのはリシュナのほうだったり。
少女らしい、無邪気な空想の翼がいくあてもなく羽ばたいているような素の文が、彼女の清純さと本当の気持ちを物語っているのかもしれませんね。
1-2-2、おわり。

追記

106pリシュナの台詞は、スィエル教の精神を如実に伝える言葉だと思います。
知っている人がくすりとする部分でもあるのです。例えばココ。
「風に、空に、草に、花に、露に」
これはオペラ『フィガロの結婚』第一幕の六番、こまっしゃくれた色ぼけ小姓・ケルビーノのアリア”Non so piu,cosa son"の59小節目からの一節”all'aqua,all'onbra,ai monti, ai fiori,all'erbe,ai fonti,all'eco,all'aria,ai venti"のオマージュです。
「(私が語り見るのは愛のこと)水に、木陰に、山に、花に、草に、泉に、こだまに、風に(あるだろう愛のこと!)」
https://www.youtube.com/watch?v=QW7AD6K8DWo
ケルビーノは女とみれば下半身ごと反応するいわゆる思春期男子なので、素敵な言葉も上手なお歌も、そのすべてが(性)愛の道具なのですが……。ま、それはオペラのほうでお楽しみください。
ところで私は、副科声楽の試験でこちらを歌いました。ついでにオペラ試演会で本当にケルビーノをやったりもしました。懐かしいです。

音楽用語でいうところのアリア(伊;aria,英;air)は心情の吐露、つまりモノローグに値します。
七〇年代少女漫画の画面で考えると白いウニフラッシュとか、お花をバックにした「おお……!」みたいな、ああいう感じだと思ってもらえれば、わかりやすいでしょうか。
レチタティーヴォはその反対、ディアローグ。こちらはバッハのカンタータや受難曲でのエヴァンジェリストが歌唱する部分ですね。

ちょっと情報がつながってきて、ピンときた方もいらっしゃるかもしれないのですが。
風使いのフィナちゃんのサードネームがアリアだったり、セシルが風につぶやきを乗せるマナの歌だったり。つまり、そういうことなのです。

2019年6月3日月曜日

〈制作秘話第十回〉1-2-1

連載も第十回です。
ネタがあると続けられるものです。

さて、1-2に突入しました。
グレイが見た夢は、13歳のときの王位継承の儀です。
それは記憶どおりでもあり、少し違うものでもありました。
こういう、わかりやすい仕掛けについてはあまり触れないでおきますね。
グレイのテーマ。
一部和声的に誤ってます。いつかなおします……。
グレイのモチーフはピアノ。ワーグナーがやってるあれです。楽器ごとにロールがきまってるやつです。
ミルちゃんはギターで、ミラーはクラリネット、ラインは琴とエレキだったりします。
リシュナはチェロで、アレクはヴィオラ、フィナはヴァイオリン。
ルヴァはもちろんオーラ――ハーモニカですよ。ふふっ。

髭剃りには触れねばなるめえ。
顔そりは元来執事の仕事ですもの。ドラマ『ダウントン・アビー』ファーストシーズンでマシューが髭剃りを断るシーンは印象的でした。
首元に刃物をあてがうのは、刺客にとって好機以外のなにものでもありません。だから、ラインがちゃちゃっとやってくれてたんじゃないかな。でも、ライン自身は髭で困ったことはなさそうです。
そういうことで、グレイには身だしなみを自分で整えるという小さなミッションがまた一つ増えたのです。

ゲルステンブロートとハム、チーズの朝ごはんはとってもプロイセン風です。暖めたばかりのパンは、白パンよりも香ばしい香りをたっぷりとあたりにひけらかします。
現代のように油脂がたっぷりの、ではなくて、もっさりもさもさ、噛めばプチプチいう、ドイツパン。噛むうちに唾液へ溶け込む穀物の旨味は、少し酸味があって、日本人にはあまり好まれない様子。近年はヘルシーさに注目されて、茶色いパンやドイツパン専門店なども歓迎されるようになりました。チーズと合わせると、絶品なのです。

聖都ピュハルタを火薬庫と揶揄するミルちゃん。
二巻を思うと、本当にそうですね。迂闊に立ち寄れないわ。
さらっとスヴェリン金貨の話もしてます。
これはグレイが13歳の時の横顔で作られています。
ああ、それにしても。やっぱりミルちゃんは、ちょうちょのように自由でつやっぽい。
そんな美少女に頼られちゃったら、喜んでついて行っちゃうわね。
1-2-1、おわり。

2019年6月1日土曜日

〈制作秘話第八回〉1-1-6

1-1-6です。
やったー! 外に出られたぞー!
というイメージの、フィールド曲です。
メニュー画面を開きたくなります。
素敵な農家、穏やかな田園風景、おいしい匂い。
とっても牧歌的な光景はグレイにとって絵物語だったもの。
空腹、ときめき、安堵、HOMEを望むグレイを迎えてくれたのは、小さな農婦アーミュでした。
アーミュAamu はフィンランド語で、朝という意味です。アアム、と発音するべきですが、それっぽくしてみました。英語だとmorning。明るく朗らかな印象です。日本語だと陽子。バッハは小川みたいな。

ミルちゃんの「覗くんじゃないわよ」は、からかいであり、フラグでしたね。
というか、普通、ほとんど初対面の男子に「覗くな」って言わないはずです。でも言ったってことは、日常的に「誰か」が覗こうとするってことですよね。
こんなふうに、1-1-6では日常のシーンを丁寧に描きました。
そういうところに人間性ってでると思うんですよね。
その証拠に、グレイがまだかっこつけてるのがお判りでしょう。
しかも、ちゃっかり歓待を受けて誰より先に落ち着いています。
日本的には、これって良くないのかもしれないのですが、ゲストがゲストらしくもてなされる、もてなしに身を預けるというのは、ゲスト側からのホストに対する礼儀だと、私は考えています。だから、これでいいの。グレイはお育ちがよろしいの。

でも、グレイが得意なのは体術です。
覗き魔も容赦なくぶっ飛ばそうとしています。
ここで参考にしたのは『中世ヨーロッパの武術(2012年/新紀元社/長田龍太)』シリーズです。ものすごい付箋を貼ってます。あと、家人を相手にシミュレートもしてました。ダンスの足譜と一緒で、実際に動いてみないとわからないことが多いです。これで相手からやり返される場合についても、想定できます。
武術はアタックよりも相手の隙をついて、相手の力をうまく利用したほうが消耗せずに済みます。……などとは思わず、思いきりやっちゃうグレイは、すんでのところで覗き魔の正体に気づきましたので、殴らずに済みました。

ちょくちょく名前だけが出てきていた男、老騎士セルゲイの登場は、とってもファニーでした。
彼の髪が濁ったグレイヘアなのを引き合いに、ちゃっかりミルちゃんの白銀の髪がフィーチャーされています。おろしたてのシルク、サテン、糸そのものが発光するかのような光沢を知る人なら、あの清らかさに胸を膨らませるはずです。さやかな触り心地にもね。
さらっとラインの毒見について触れています。これは6巻くらいで明らかになりますので放置。
アーミュがグレイにお休みのハグとキスをしてくれるところ、そりゃ、素敵なお兄さんだったら、ちょっと長めにぎゅうしちゃうよね。女の子だもん。
そして、おひげほっぺのちゅーは痛いよね、わかるよ、アーミュ。

閑話休題。
私のドイツの先生が、めろめろに可愛がってくださるのですが、再会のハグのとき、もうそれはにっこにこでほっぺにキスをくれるんです。フィンランドの友人とはほっぺとほっぺなんですけども。国でハグの深さとかも違います。
それをふまえると、セルゲイもきっと、目に入れてもいたくない女の子とのハグにはちゅうしてるはずです。……そのとき、女の子が喜んでいるかどうかは、さておき……。
若かりし日のセルゲイは面が二枚目、中身が三枚目の男でした。
そのお話も、書きたいところです。書く予定はあります。こちらも期待せず。
1-1-6、おわり。

2019年5月30日木曜日

〈制作秘話第六回〉1-1-4後半

謎多き美少女に導かれ、あまつさえ信じ、「なんか臭いし、暗いし、寒いし、こんなところ早く出ましょ」と言われてしまうような地下水路にやってきた少年王グレイ。
1-1-4後半です。

マジカルな話がここでやっと出てきます。
ミルが使う魔術書、魔術は人為的に魔法現象を呼び起こすので魔術Magick、
ルヴァやリシュナのように、その血に魔法を扱う能力を宿すものが魔法現象を引き起こすのが魔法Magicという風に、実は綴りからして意味が違ったりします。

センス・オブ・ワンダーを第六感とするなら、第七感が魔法、というのが私の考えです。
この第七感は、自然に存在するマナを言葉や念やらでぎゅっと集めて収縮させて現象として発現させるもの、というふうにしています。結局、詠唱も精神集中のためのツールでしかないので、一般人が唱えたところで魔法は伴わないのです。
ただ、魔術書という媒介があれば話は別なのです。
術者の念がなんらかの形――写字であったり、枕にして眠ったり――で宿っているのを利用して、魔術を発動させることができます。

それから、ワニアや魔術師が使う言語は、私が作りました。
フィンランド語の原語は3000語しかない、という話を聞いて、ああ、人間が意思疎通に必要なプリミティブな言葉ってそれだけあれば十分なのね、と思って、自宅から空港へ行くバスの中の一時間ぐらいでざざーっと考えました。
語幹はラテン語、名刺化はフィンランド味、語尾や格変化もフィンランド味にしてありますので、missa mista mihin がわかる方なら意味するところがたちどころにわかる仕組みになっています。その文がどんな構文なのか一発で解る、アイルランド語の味もいれてあります。いずれも日本語と対応した教科書が少ないんですけどね、てへ。
だから、アルファベットでみれば文法がわかりやすいんですよ。
ちなみに初出は『探偵王子とフォルトゥーネ』です。

小説のほうに戻ります。
グレイとミルが、お互いの情報を小出しにして様子を窺いあってます。
そう、常識に差異があると情報共有はいとも簡単に、手短にできるのです。
〈ヴァニアスの神子〉という神秘の存在や
「この件こそ、門外不出だ。」
と、グレイの秘密についてのフラグも、ここで立ててありますね。
でっかい鼠さんとか、げっ歯類なんて怖いと思うのですが、よくぞ対処の一言で片づけた、グレイよ。
通常バトル曲です。エレキがダサいのごめんなさい。

そして暗いのが怖いミルちゃん。
私が7歳の時の、TDLでのシンデレラ城ミステリーツアーの記憶と重なるんだなあ、とふと思います。そのあとも欧州で城塞都市の地下やらなんやら、いくんですけども。それにしてもあのときの、先の見えない恐ろしさと言ったら、なかったです。
ヴィランたちが呪詛を吐きつけてくるし、勇者はもういないとかいうし。
暗くて、空気がとっても冷たくて、白い光が一つも差さなくて。
私や、そのとき手をぎゅっと握っていた父にはいまや美しくて微笑ましい思い出ですが、思い出せば7歳のときのあの心持ちはありありと蘇ります。
でも、小説を書いているときには、自分の記憶と感情を、物語や登場人物に重ねたりはしません。
絶対にです。
重ねるとするならばそれは、匂いだったり肌感覚であったり、光や色、音、その場所でしかありません。「こういう場所なら、きっとこうだわ」というシミュレーションだと言えば、伝わるでしょうか。
だから、ミステリーツアーのお話は、私だけのもの。
ミルちゃんがどうして暗いのが怖いのかは、これから明らかになっていくことでしょう。

でかカエルさんの登場です。
私、カタツムリは大好きで、いくらでも巨大化してくれて構わないんですけど、カエルさんは小さいほうが好きなんですよね。
それはグレイも同じだったみたいです。
剣を構えて少し落ち着く、でも顔は強張ったまま、っていうのがリアルな緊張感ですよね。
武器――私にとっては楽器だったり、ペンだったりですが――を手にしている時間が長くなればなるほど、持っててもお守りにはならなくて、むしろ自分の髪の毛みたいに拡張された自分の体になります。
そういう点では、やっぱりまだまだ、ラインには敵わないんだね、グレイ。
素の文でさんざん名前を呼び散らかしているのであんまり感慨深くなくなっちゃったんですけど、ミルちゃんが5年ぶりに「グレイ」って呼んでくれるの、ウインクのおまけつきで。気持ちが暖かくなりますね。

戦意のないカエルさんはお食事中です。
蜂とかもそうですけど、自然の生き物が人間を敵視するときって、命が脅かされたときだけなんですよね。だから、そうじゃないときにエンカウントしたところで、警戒もしくは放置ぐらいがリアルなんじゃないかな、って思います。相手が肉食で、かつハラペコでないかぎりはね。
ボス戦曲です。
シャンシャンドコドコうるさいです。
あと毎度絵が古くて死ぬ。
BメロのエレピはグレイのテーマのBメロを移調してあります。
決意や勇気のテーマにあたります。
Cメロ(三拍子になるところ)はOP曲を圧縮した変奏です。
つづくD部分は、運命のテーマ「君影草」というモチーフです。
君影草とは、スズランのことで、「君影草」は〈彼女〉のテーマになります。
君影草のオブリガードにはOP曲BloodySnowのテーマが。
私一人が胸アツな感じですが、共有出来たら嬉しいです。

さて、カエルバトルの最中、やっと「ミル」の愛称が提示されます。
それまでお互いきっかけがなかったのね、うんうん。
「ねえ、ちょっと抱いてくれない?」
は半ば義務のようにやりたかったお色気一言だったりします。
というか、トドメ?
一年たって、グレイがふつうに庇えばよかったんじゃ、とも思います。
でもそれじゃあなあ、グレイが心配して怒鳴るだけじゃんね。
かといって男を突き飛ばす腕力なんてミルちゃんには無いし、やっぱり体重をかけて体ごと押し倒す(水路へ)しかないよね。
と、いうところで、ボス戦は終わったのでした。
置手紙というアウフタクトをのこして。
1-1-4おわり。

〈制作秘話第五回〉1-1-4前半

ブラッキーライオンについて説明しよう!(wow wow wowらーいおーんず
Blackyという言葉には、黒っぽいという以外にも怒り心頭みたいなニュアンスもあるのです。
それから、イギリスにはエドワード黒太子という黒鉄の鎧で戦った王子もいました。
そんなこんなで、獅子がごとくたてがみをたなびかせ、勇猛果敢なる黒き国王、黒獅子という言葉ができました。
かっちょいいじゃろ?
英語での掛詞は今後も出てきますので、どんな意味なのかしらと辞書を引いてみるのもまた一興ですよ。

ということで、1-1-4です。ここらへんは書きやすかった。
ミルちゃんという自分と正反対の異物を目前にしたグレイの反応をつぶさに観察して書いてあげるだけの楽しいお仕事でした。
ちゅことで、ミルちゃんのテーマ
絵が古い!
この曲もちゃんとアコギで録りなおしたいです。
お気に入りの一曲の一つです。
サビの裏で大きく流れている裏メロディ(オブリガードといいます)は、実はグレイのテーマだったりします。ひえっへへへ。萌えて(2回目)。

ゆうてこの若獅子グレイちゃん、等身大の女の子なんてほとんど初めてですから、ミルちゃんのコケティッシュさとお誘いに戸惑うのも当たり前です。意識しちゃって。
でもね、美少女って生き物はずるくって、何がずるいって、自分がどうしたら魅力的に見えるのか、ほとんど無意識に理解しつつしていないんですよ。だから自然に可愛い仕草とかしちゃうの。くるんと巻いて気まぐれにはねている髪の毛の毛先まで可愛いんだよ!くっ!

作っている仕草については物語が進めばたくさん出てくるからよいとして。
グレイの演技――ハイバリトンの上澄みを取り出したり、話についていけないで困って見せたり、自信や考えの芯のないさまは、ここでだいたい見納めです。だいたい。
〈傀儡の少年王〉はこのとき、半分はグレイそのものだったのです。
ひとりぼっちである自覚と自己憐憫と、先の見えない地道な戦い。
明るい未来なんて見えない状況です。
心の中で怒りを燃やす反面、それを燻らせている己への苛立ちと嫌悪があったり。
清廉潔白な男なので、そういうことを並べ立てて口を汚すような真似はしませんけれどもね。

荷物が重たくなるの、あるある。
革鞄というだけでも重たいのに、って私なら思うんですけども。
旅慣れぬ人のスーツケースってとっても大きくて、しかも中には使わないものばっかり入っていたりします。
グレイもその例にもれなかったんじゃないでしょうか。
でもまあ、入れる物すらよくわかっていなくて、あとで買い足していそうです。
手ぬぐいみたいな清潔な布があれば、あとあと足に豆ができたとか、出血したとか、そういうときに役立つんですけどね。なんていうか、お袋の知恵、庶民のコツみたいなものはまだまだ。ぼんぼんってことです。

そして初めての冒険は、自分の城の地下だったのです。
この曲は最初期に手癖で弾きながら作ったのですが、お気に入りです。
なんかキリがいいからここまでにしよう。1-1-4、後半へ続く。

2019年5月29日水曜日

〈制作秘話第三回〉1-1-2

あたまぐしゃぐしゃーっ! でグレイちゃんの本性発現。
マントと仮面となよなよボイスと愚痴を一緒くたに床にバーンする一節もよく書けてると自画自賛だったりします。おらこなくそー!って。
1-1-2では、実はグレイよりもラインとミラーがどんな奴か、っていうのがクローズアップされています。
天然のラインが、彼なりに頑張ってなんか言ってる(この言い草である)のをグレイがむぎゅーっていじめたり、真面目のミラーが健気で優しくて可愛がらずにいられないのを撫でたり。
そんなミラーのテーマがこれ。
鍵盤楽器が上手なグレイが、ミラーをイメージしながら即興演奏した、そういうイメージで私が即興演奏して作った曲です。Cの部分で聞こえてくるグロッケンのメロディは、ラインのテーマからの引用ですよ。萌えて。
ちなみに私は絵が古くて死にかけている。

今はこの二人が――あとぢぢいも――グレイの近しい存在、家族なんだというお話です。
すうっと日が陰るなり、なんだか寂しくて冷たい風が吹いて。
密室に吹いた隙間風は、そう、フラグです。ホホホ。

家族の肖像画、そういや『少年王のジレンマ』が手元になければわからんのでした。
これがそうです。
2015年の絵だ!
うわあ!描きなおしたい!助けて!
ラインとミラーが出会って、なんやかんや、一緒に若を支えて行こうね、ってなる『少年王のジレンマ』は現在廃刊中ですが、黒獅子物語が完結したら補完のために大幅改定・加筆修正を行って本にしたいつもりがあります。
ということで、1-1-2、おわり。

〈制作秘話第二回〉1-1-1

制作秘話、第二回です。
まずはこれでしょう!

Bloody Snowは「大雪」の意味があります。
幼少時、堆積された雪の層を見た私がそこに日々の歴史を感じ、やがて地層にさえ愛着を持つわけです。
北極や南極の氷は本当に雪が堆積し圧縮されたものであり、当時――数万年前の大気の塵を抱いて降り注いだので、圧雪にも歴史あり、私はそう思います。
この曲は、もしもゲームを作るならシリーズのOP用曲として作りました。
NEW GAME
CONTINU
OPTION
って脳内でボタン作っといてください。

楽曲解説をすると、D調の5音音階でして。
D調の曲というのは教会音楽でのハルレヤを意味する調でもあり、民族音楽でも基本の調だったりします。
だいたいD。
黒獅子物語――グラジルアスの戦いが歴史の彼方に流れて忘れ去られても、この歌だけは残り、母から子へ、歌は歌い継がれる……。
というイメージで、とてもシンプルなつくりにしました。
コーラスはもちろん私だよ! 輪郭に肉声を入れるととってもそれっぽくなるからだよ!

ということでやっと本編さ入るだ。

次にこれだっちゃ。
本編とは。
写真は、私がドイツに行ったときのものです。
かのローマ皇帝の血脈たる一族の城、ホーエンツォレルン城でございます。
音楽皇帝と呼ばれたヨーゼフ二世の師、フルート教育を著した人物であるヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ先生の足跡、ヨーゼフ二世が使っていた本物のフルートと楽譜があって、天恵中の天恵でございました。
それとこの日は雪で、そう、突然寒くなった日で、そんななか、山の上にある城を目指してぐるぐると背高な塀の中を登っていった……。懐かしいものです。

楽曲解説します。
B調です。やっすい打ち込みなのでバグパイプが仕事してませんね。
笛は適当にぶっつけで吹きました。エコーがいい仕事してる。シャン。
お城の曲です。ゲームだったら、ケルツェル城でずっと流れます。
会議の後、グレイが行ける場所は限られています。
音楽サロンに行ったら、好きなだけチェンバロが弾けますがあんまりやってるとミラーが迎えに来ます。そんな妄想。

まって物語の話してない。

1-1-1と1-1-2の間には一か月の時間が横たわっています。
カレンダー(捨てちゃったっぽい)にはそう書いてあったと記憶しています。

とにかく、ガルシア・マルケスのような文章の着弾と爆発をさせるために、とてもとても心を割いていました。
旧版では、ゲームの導入のようにグレイ13歳が即位するところから始まっていたのですが、その始まりでは爆発しないんですよ。私はそう考えました。
『純白の抒情詩(以下リューリカ』の墓場スタートは、あれはあれでセンセーショナルだったみたいなんですけども、グレイの場合にはちょっと話が違うので。
爆発させたかったんですよ。こう、何かがすでに始まっているのだと。

それでね、冒頭だから、たくさん情報を開示しなきゃいけないのです。
興味を持ってもらわねばならんのです。
ついでに言うと、ゆくゆくは謎となるものの答えも置かねばならんのです。
主人公がどんな奴か、っていうのは後から分かればいいんです。
主人公が誰か、さえわかれば。

1-1-1は、けっこう好きなフレーズが多いです。
グレイの心情に近い部分で文章を書いたので、散文詩的な書き方がしやすかったんだと思います。
三人称一人称視点を貫いている中で、グレイの瞳が青であることを書くのに、あの一節はとっても優れていたと思います。自分の目が青い(ブルー。ちなみにblue eyesはうかない瞳、憂鬱な視線、という風な言い回しでよく使われます。『煌めき屋』でのロセッティの詩で見つけられますよ。)ってことをよくわかっているからこそ書けたのが、あの一節です。イマジナリーな世界から発した文章だから可能でした。普通はしないかな。だって自分の瞳の色は、鏡が無けりゃわからないでしょ。だから。

思惑まみれの大人たちの中で、お飾りの少年が一人。
愚かならば口を挟み、利口ならば口を噤み、さらに利口なら必要なだけ口を開くでしょう。
このときのグレイは、統治者でありながら、まだ子どもなのですね。
さて、沈黙には観察がつきものです。
グレイも聡明な瞳を濁らせるまでの演技をしながら、口を曲げる偽りの紳士たちからステンドグラスまで、いろんなものを見ています。
わたしは、ステンドグラスについては、ヨーロッパ各地の教会堂でいろんなものを見てきました。
あれは、絵物語なのですよね。
カトリックによるラテン語主義(文語)と文献包囲の歴史の中で、識字力のない民衆は説教とステンドグラスによって聖書の物語を知らされるわけです。
民衆の口語をそのまま文字にしていく運動から、聖書をみんなが読めるようにする運動については、みなさんもうご存知でしょうから割愛させていただきます。

まあ、そういうわけで、ヴァニアスの国会議事堂にも建国の歴史が描かれているわけです。
そうそう、ホーエンツォレルン家もそうですが、エントランスの壁一面に樹形図――誰が誰の子でどの位であるか、という肖像がつらなる物――があるのは名家の証のようです。プロイセン風の、とも付け加えておきましょう。ストックホルムには無かったもの。

いろいろ重要な情報が出てくる部分でもありますが、とにかく説明したくなかったので、みんなに話してもらいました。
説明、みんな嫌いでしょ?
大人のやるまどろっこしいことが嫌だったり、うすらさむがったりするのは、グレイも同じです。
口癖「侮るなよ」が飛び出すのもしかり。

うまくいったなポイントは、さらっとラインとミラーの紹介が済んだこと。
前述のとおり、最初からあんまり言わんでいいの。
あと、ちょびが〈薔薇〉のハンケチでヨヨヨってするところ、必要か不必要かの是非はともかく、〈薔薇〉だぜ、ってことで書きたかったんです。

旧版のちょびはとにかくゲスで、あさましくて、利己主義で、めっちゃくちゃわかりやすい悪役のレッテルを貼られた人間だったのです。
が、かくかくしかじかの色んな手をつかってただの伯爵から宰相の身分へジャンプアップして息子を王女と婚約させるところまできている事実はただの超敏腕政治家。
そんな人がインテリじゃないわけ、ないじゃないですか。
狡猾さをにおわせない狡猾さ、これってサイコですよ、とても頭が切れる男ですよ。
そして品性に欠かない。
エフゲニー・リンデンという男は、洗練された悪なのです。
もちろん、大きな野望のうち、はたせるもの、そうでないものの区別もつきます。
己が立身出世はここまでと思うからこそ、己の血を持つ息子をさらに持ち上げてやろうとする、心意気。めっちゃ政治家やん。

私個人は、素直で、頑固で、研究畑の人間で、政治的な立ち振る舞いは本当に苦手で、逆に上手な先輩や後輩の踏み台にされてきたクチです。
ああいう、嗅覚の優れている人間というのは、他人の幸運を掠めとる機会を虎視眈々と狙い、素早く手を出すのに長けています。
悔しくて歯がゆくて、それで自信を無くしたこともありました。
でも、自分には自分が一番輝く方法――信念を貫く(後でミラーが言ってくれる!レイピアは!己の!信念を!)ことだと、今は思います。
他人の真似したって他人にはなれないし、どうせ真似するなら、もっと素敵なところを勉強したいですね。

と、いうわけで、グレイにとってはリンデン伯爵という男が、そういうライバルなわけです。
1-1-1、おわり。

2016年1月18日月曜日

新曲『銀盤オルゴヲル』公開と制作秘話

こんばんは、ここあです。
世間は雪模様、明日からも寒波の勢いは衰えを知らぬそうですね。

そんな冬にぴったりなお歌を作りました。

『銀盤オルゴヲル』

私の作曲スタイルには三種類あります。

1、言葉と言葉の持つ音楽が一緒に生まれる
2、言葉だけが先に生まれる
3、メロディだけが生まれる

この曲は、1でした。
ただ、作詞したのは2012年の冬。作曲に関してはドのつく素人のときでした。
当時はKE-I君が歌の作曲をしていたので、もしよかったら曲をつけてくれないかな、と思って詩だけをつくって、そのまま放置していたのです。
メロディは一緒に生まれていたのですが、それを曲に仕上げる力は持ち合わせておりませんでした。

なので、まずは言葉で描いた風景について蛇足をつけていきたいと思います。

大学の近くに居を構えていた私ですので、演奏会のためにはいつも隣町に出ねばなりませんでした。移動には節約のために、いつもバスを使っていました。
演奏会に出たり、聴いたり。
その終わりが夜になるのは当たり前のことです。
最終バスに乗って、最寄りのバス停に降り立つ私をいつも迎えてくれる人がいました。
それは、凍える冬の日にも。
彼と二人、アパートに向かって歩く道には、街燈ひとつありません。
車も通らない丘を、凍みついた雪を踏み鳴らしながら進むのです。
私たちを包むのは、深い闇に鎮座する雪と、そこにちりばめられた星々。
果てしなく広がる夜の世界に、きりりと冴えた星座の光が近づいてくる気がします。
両手を広げて、くるりと回れば音楽が鳴りそう……。
そう、夜空は鉄のくさびが打ち込まれたオルゴールの銀盤のようで。
想いを馳せ、天高くを仰ぎ立ち止まった私の手を、彼がとりました。
しっかりと絡めた指を、自分の手ごと、ポケットに突っ込むのです。
かじかんだ指先に、血液と、もうひとつほかに感じるものがありました。
同じ温かさが心に迫る。
そういう静かな夜、静かな一瞬を切り取った歌です。

曲については言うまでもありません。
これは過去のこと。
星の光がはるか遠くからやってきたのと同じ、過ぎ去ったものです。
その記憶を形にとどめておくための作品です。
蛇足つきでもなお、楽しんでいただけたら幸いです。

これも蛇足ですが、要望があれば、DL販売も考えております。

2015年11月26日木曜日

20151123ひとり反省会

こんばんは、満身創痍、魔女化待ったなしのここあです。
遅くなりましたが、北海道COMITIA3お疲れさまでした!
前回に引き続き、新刊を手に参加することができたのもひとえに応援して下さる皆様がいらっしゃるからです。ありがとうございます。

恒例となりました、ひとりで猛反省しますわよ!

これまでの反省会

前の
http://961cocoascaffemocha.blogspot.jp/2015/11/20151123comitia3.html
前の前の
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/04/20150412.html
前の前の前の
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/03/20150322.html
初めての
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/02/20150215.html

今回、お写真はありません。
なぜってそりゃあ、準備不足だったからです。
見慣れた水張りボードさんがあなたの視線をキャッチ。
あとヘンな声があなたのお耳に突き刺さったはずです。申し訳ない、地声です。

では項目ごとに行きますね。

1.見やすさ

 PC無し、新刊を手前にのオーソドックスな即売会スタイルでした。
 B5の「はこじあ」がやっぱり漫画感あって、みなさんそちらを手にとられて……。
 って、しろたんの絵がいいからだよ!ばか!もう!
 あとここあのポージング指示(装丁)もばっちり決まってた。連携。
 水張りボードさんにCD乗せられたので、お客様の視線が自然にそちらに向けられて良かったです。
 あとなんだ。
 そう、今回、まったく販促ポスターを使いませんでした。
 使うべきだったなあ、と思いつつも、時間と体力がありませんでした。
 ここあに専属マネージャーほしいと思いました。

2.敷居

 漫画にテーマソングCDなんてあんまりきかないでしょう?
 だからこそ、それを売りに言葉を並べていたんですが、そうしたら既刊『ねこまほ』を見てもらう前に
 「はこじあ」→「はこじあ試聴」→さようなら
 となってしまいまして、既刊がほとんど動きませんでした。
 ハートブレイク!
 単品価格とセット価格が大幅に違ったので、新刊はセットでのお求めが多かったですね。
 小説開いて読んでいただきたかったです……。ぽより。

3.価格

 上に書きましたとおり、色々変動しております。
 小説二冊で2000円ですが、ページ数と装丁が豪華なので許してほしいです……。
 漫画セット1000円もお得感あると思うのですが、ここあ絵の魅力の無さがここにきて響いています。
 CDは、「いい!すごい!」と思っていただいたら買っていただけることがわかりました。
 音源だけでなく、ジャケとレーベル印刷も丁寧に作ったので喜んでいただけると思います!
 ペーパーは一時間ではけて無くなりました。足りない。

4.接客

 積極的接客モードです。
 タカタ社長モードともいいます。
 普段からあんなに押しは強くありません。
 伝えなければ伝わらないので、出来る限りお声がけさせてもらいました。
 一人で接客するのに大変なくらい、皆さま立ち止っていただけました。
 やっぱり見本誌の前だったからかしら。

5.ちょこ報

 ゆっるーい漫画ばっかりでしたけど、いかがでしたか?
 多分、あとからじわじわしろたんに連絡を取りたくなるはずです。
 ここあ? いや、ここあ絵はそんなんでもないです……。

6.設営

 開場はじまってから登場したのでめちゃめちゃ手間取りました。
 1spじゃ足りないくらいの本だったんですもの!!
 新刊の表4が全く見せられなかった!つらい!これで魅力半減!
 逆に今回は、畳むのがえらい早かったです。
 スーツケースの中身が半分に……かるかる……信じられない気持で歩いて帰りました。

7.その他

 やっぱりPCは要らない子やったんや……!
 アイポッドでの試聴だけでも効果的だったので今後もこれで行きたいです。
 動画いれられないかなーかなー。
 今回は、お隣のお姉さんがたにお願いして席をちょちょっとはなれてお伺いする機会を得ました。
 回れずに、来ていただいたフォロワーさんもお忙しそうだった……。
 後、一番重要なのがですね、全く何も食べられなかったということです。
 お客様いらっしゃらないなー→もむもむ→あっ、どうぞどうぞ
 の繰り返しで、休憩がほとんどない積極的接客でして、
 休めば良かったんですけれども、全力でオススメとご紹介をしていたものですから
 脳味噌がやられました。イベントにはやっぱりウィダー。10秒チャージ二時間キープ。

8.通販の受付

 フォロワーさん先行予約分がはけきりましたら、改めてBoothでご紹介します。
 『はこじあ』の在庫見込みは2部ですので、フルカスタムもそれに倣います。
 小説は沢山ありますよ!(押し売り
https://961cocoanna.booth.pm/

9.ここあのこれから

 イベントの後は笛、そうきまってんだね。
 というように、本業の〆切がみっちりございます。
 黒獅子物語の連載再開も間近……のはず。
 お絵描きは、いじけまんがばっかり書くと思います。笑ってやって下さい。
 音楽づくりはちょっと調べ物からスタート。

 次のイベントの候補として、エリシアンや北ティア4が挙げられるのですが、
 一身上の都合で今すぐ申し込める状況にありません。
 出よう、出るぞ、新刊も描くぞ、っとなったときにはまたお知らせいたします。


10.さいごに

 ここあわーくすと『黒獅子物語』を詳しく知ろう!
 http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/04/blog-post_30.html


今回は、しろたんの処女本、フォロワーさんの先行予約、CDの発売など、
どんどんとここあにラヴが集まってきたそんなイベントでありました。
日頃のご厚意だけでなく、本を手に取っていただけるというのは並大抵のことではありません。
その分、いつだって本気。
本としてきちんとしたものを作りたいと、内容はさることながら、装丁に魂を注いでおります。
何度もめくっていただいて、なんどもよんでもらえて、気付いたら折れているページがある。
そういう、あなたのお隣にある本が作れるよう、頑張れていたらいいなと思っています。
でも、頑張ったことに価値を見出しておりません。
欲しいと思って下さって、買って下さって、開いて下さって、読んで「楽しかった」と思える
そういう本でなければ、お金を頂戴するのに値しないのです。
それは、演奏会も同じことですから。
自分のやりたいこともやる。けれども、誰かの目に触れるならばその誰かを喜ばせたい。
そしてそこにお金が関わるのならば、エンタテイメントとしてきちんと成立させなければならない。
仮面ライダーゴーストではありませんが、命を燃やして創作をしているのです。
それこそ、「一度失った」事のある創作の魂です。
蘇ったこれを、誰かの為に使うほか、私にはその使い道を見出せないのです。

さ、難しいことはさておき。
一期一会、どうぞここあのこと、ちょっとでも気になってもらえると嬉しいです。

2015年11月15日日曜日

2015年11月23日北海道COMITIA3お品書き

こんばんは、ここあです。
新刊でひいひい言っていたのが終り、ほっと一息、かもです。
まだ新譜をいじっているのですがね! ははは!

では、イベントのお知らせです!


サークルスペースは【I21】で、SF・ファンタジーであります。
「あいの21」です。「あいしーるど21」って覚えて下さいね!(未読
見本誌コーナーの真向かいで、本部や受付、ドリンク、委託コーナーにもほど近いです。
安心して立ち止っていただけますよ!


次に、お品書きです。

新刊

 1.小説『銀色乙女のタランテラ ―黒獅子物語外伝Ⅱ―』(黒井ここあ著
   A5、162p、1200円

  「もう、あたしの目の前で、誰も殺させやしない……!」


白銀の髪とアメジストの瞳を持つ少女が冒険の旅に出る小説。一冊完結。
  ウェブ小説『黒獅子物語』の外伝、2冊目です。
  『黒獅子物語』で17歳、ヒロインのテュミルはトレジャーハンター。
  期待と決意を胸に、旅立った当時、テュミルは12歳だった。
  そしてまだ、自身の薔薇に絡みつかれた運命を、知らなかった――。


 2.漫画『箱庭のハイドランジア』(白城ちょこほ著
   B5、44p、600円

   「もう、泣いても良いんですよ」

   伯爵家令嬢エリザは、父を失くしてからお屋敷から出られた試しがない。
   母親である伯爵夫人が許してくれないのだ。
   苛立つ少女は、今日も召使いの青年ツバキを伴ってなんとかあがいてみるものの――。
   白城ちょこほが贈る、密室ミステリ風ファンタジー漫画。
   漫画を買うともれなく、下のCDをプレゼントします。


 3.音楽CD『箱庭のハイドランジア-Hydrangea, My Little Lady-』(黒井ここあ作曲・うた
   12cm、2曲(10分)、200円

  「抱きしめた想い 届くのだろうか 僕のハイドランジア」
召使いツバキの思いを歌った標題曲『箱庭のハイドランジア』と
   二人の運命をなぞったイメージ音楽『優しい嘘の代償』の2曲入り。

 4.グッズ『くろししがいでん・A5クリアファイル』(黒井ここあ絵
   A5、200円

   黒獅子物語外伝Ⅰ・Ⅱから主人公グラジルアス、ヒロイン・テュミルのちみキャラが
   かわいいクリアファイルになりました!
   本や手帳のしおり代わりにもなりますよ。

お友達委託は、村上矛智氏『爆散40K コマンダーレイジ』の他、
翡翠しおん女史の小説『循環世界シリーズ』もあります!
机の上が華やかになるんじゃぁ~!
村上氏お手製、本物のレイジフィギュアも展示しますよ!


既刊のご紹介はこちら。
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/06/20150628comitia.html


そんでもって! 今回はセット過多なんです。

 新刊セット 1500円 (300円おとく

  • 『銀色乙女のタランテラ―黒獅子物語外伝Ⅱ―』1200円
  • 『箱庭のハイドランジア』600円
  • 『はこじあCD』(はこじあプレゼント)                       


 小説せっと 2000円 (800円おとく

  • 『少年王のジレンマ ―黒獅子物語外伝―』1500円
  • 『銀色乙女のタランテラ ―黒獅子物語外伝Ⅱ―』1200円
  • 『ねこまほポスカ』100円(関係無いけどしおり代わりに)

 漫画セット 1000円 (200円おとく
  • 『ねこまほ』600円
  • 『ねこまほポスカ』(ねこまほプレゼント)
  • 『箱庭のハイドランジア』600円
  • 『はこじあCD』(はこじあプレゼント)

 更新! ちょこれいつフルカスタムVer.2 3000円 (1100円おとく

  • 『少年王のジレンマ ―黒獅子物語外伝―』1500円
  • 『銀色乙女のタランテラ ―黒獅子物語外伝Ⅱ―』1200円
  • 『ねこまほ』600円
  • 『ねこまほポスカ』(ねこまほプレゼント)
  • 『箱庭のハイドランジア』600円
  • 『はこじあCD』(はこじあプレゼント)
  • 『くろししがいでんA5クリアファイル』200円

以上がお品書きになってます!
「あーん、当日いけないよぉー」
という方には、お取り置きもさせていただいています。
ツイッターもしくはコメントにてお知らせをお願いしますね。
後日、ピクシブ、ブースにてお取り扱いの後優先ご紹介をさせていただきます。

今回はうまくいけば、ここあだけじゃなくてしろたんも参戦できるのですー!
スケブのご予定がありましたら、ご連絡ください。
画材持って行きますから。

2015年4月30日木曜日

保存版・『黒獅子物語』とここあわーくす

リンクからいらっしゃったはじめましてのみなさまに、ここあのわーくす、おしらせまとめページなのです!


 ・『黒獅子物語』

  白城ちょこほデザインのキャラクターを拝借して黒井ここあが書いているサークルちょこれいつぷれぜんつのハイファンタジィ。
  小説投稿サイト『小説家になろう』さんにて好評連載中。
  通称『本編』。

  あらすじ

  「あんたを迎えに来たわ、陛下。解放軍の指揮者として」 
 これは、剣と魔法が存在する世界の物語。舞台は海に囲まれたヴァーナ諸島、その本島ヴァニアス王国。グラジルアス王子(グラズア)は、両親の突然の死により、13歳にして王位を継承した。ある日彼は、妹姫の口から両親が叔父で宰相のリンデン伯爵に殺されたことを知る。宰相への復讐を狙う彼が18歳になったとき、トレジャーハンターの少女、テュミルが現れ……。独裁政権を覆し、国を取り戻すため。そして、伯爵によって引き離された二人の妹姫を助け出すため。青年王は少女と共に旅立つ。ヴァニアスの建国、そして世界の秘密とを相手取ることも知らずに……。

 現在、第3章第9節まで連載中(520K文字)です。大体一節あたり20kの隔週更新を目指しています。

  http://ncode.syosetu.com/n6024ca/

グレイ編主人公・グラジルアス(18)
二人の妹を人質にとられた「傀儡の少年王」。『侮るなよ』という口癖がある。
黒髪にサファイアの瞳、180/76の骨太な青年。


グレイ編ヒロイン・テュミル・シール(17)
身体も武器もダイナマイトなトレジャーハンター。意外と初心らしい?
銀髪に淡い紫の瞳。

 以下リンクの、ちょこれいつの広報誌『ちょこ報』で、グラジルアスの仲間の情報も、なんと漫画もよめちゃいます!

 サークルちょこれいつ広報マガジン『ちょこ報』第一号2015/02 | 黒井ここあ [pixiv]    http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=48970621


 ・『黒獅子物語』PV

 『本編』の第1章第1節にここあ曲とここあ絵をつけた、サウンドノベル風動画。
長いですし文字も小さめでスクロールも早いので、どうぞ別窓を開いてご覧くださいね。



 ・同人誌『少年王のジレンマ ―黒獅子物語外伝―』

 『本編』を遡ること3年。
 15歳のグラジルアスの、苦悩と青春の日々を描いた短編。
 第1章第1節から登場するグラジルアスの騎士アルラインと、彼の相棒となる少女剣士ミラーとの出会いをお楽しみいただけます。初々しいやり取りに、きゅんとしてほっこりできる少年少女小説です。
 148ページ、きらきらな遊び紙、フルカラー口絵、巻末漫画付き。1500円で自家販売も行っております。
 NOTウェブ連載ですので、同人誌でしか読めません。
 お求めの方は、961cocoannaあっとgmail.comまでご一報くださいませ。


 ・番外、ここあ曲

  大概、『本編』の為に曲を書いています。
  ロック生まれ、スクウェアソフト育ち、クラシック畑の人間ですので、そう言う曲ばかりです。
  調子が良いと1日1曲、完成させます。
  そうしてストックが80くらいあるようなのですが、原稿が嫌になったりしたらやります。

 http://www.nicovideo.jp/mylist/48301924

 ・ここあ絵

  大概、『本編』宣伝のためか、同人誌の為に描きます。
  そうじゃないと仕上げないらくがきクオリティですので、なかなかアップしません。

 http://www.pixiv.net/member.php?id=13674668

 ・ここあ詩

  まいすいーとはーとKE-Iの歌曲や、『黒獅子物語』の主人公格キャラソンの為に書いたりします。

 http://www.nicovideo.jp/mylist/28129433

以上を独りで管轄しておりますので、ここあは「なんでもや」を名乗っております。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

2015年4月12日日曜日

20150412ひとり反省会+保存版『黒獅子物語』の説明

同人活動を始めて3ヶ月、イベントも3回目、今回もきちんと反省会します。
でも、お写真はとってないんです。
いつも変わり映えしないんですもの。

ひとり反省会ログ
前の
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/03/20150322.html
前の前の
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/02/20150215.html


では今回もたらっとまいります。

1.見やすさ

 ぱっと見、というのには成功しているようですが、なにせカオスなブースですから、混乱を招くらしい事に気付きました。
 オリジナルとももくろが縦に混在。
 かと思いきや、左側は縫製品。
 委託は委託で固めるべきなんですね、ちょっと検討が必要です。

2.敷居

 EEのカラーとして、一次創作作家さんが多くいらっしゃっていたためか、私の本も皆さんぱらぱらして下さいました。
 きらきらキュリアスイリディセントの遊び紙からのフルカラー口絵は、本当に誇らしいので見ていただきたいのです!
 それと、普段よりペーパーを気分よく受け取っていただけたようで、すぐにはけてなくなってしまいました……。どうしよう……あと50部しかない……。

3.価格

 少部数発行なので、ちょっとお高めの値段設定になっております。
 もうしわけありません……。
 皆さん、オフセットでどっかーんと印刷なさっているのでしょうね……。
 そんにゃにうれないもん、ぐすん。

4.接客

 すごく省エネでした。
 立ち止っていただいた方は説明にも耳を傾けて下さって嬉しかったです。

5.ちょこ報

 強い。(確信
 漫画になっているって強いですね。
 帰ってきて、ブログやら小説やら、あちこちのアクセス数が平常時の5倍ぐらいになっておりました。
 50部持っていったちょこ報ですが、気付けば11時には無くなっていました。
 EE3の規模でこれだとするなら、北ティアだったら200いるんじゃないの……?
 あうう……。

6.設営

 ドジっ子爆裂。
 というか、アイテムをバラバラに収納しているせいで、順序がうまくいってません。
 開く→設置→たたむ
 これを最小限のスペースで行いたいんですけれど……。
 へたっぴですなあ。

7.その他

 PCで『黒獅子物語PV』を上映しました。
 落ち着いた雰囲気のあるイベントだったので、沢山の方が興味を持って下さいました。
 お見せしたのはほんのワンシーンですから、どうぞ明日の夜のお楽しみにでもご覧くださいな。


8.通販の受付

 こちらが会場です。(定番
 http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/02/blog-post_31.html
 最下部のアドレスにメールをどうぞ。

9.ここあのこれから

 まず、お仕事の楽譜を作ります。
 そして、ムッチーさんのトーンを張ります。
 疲れたら文字を書きます。
 ああ、コンクール用の写真撮りに行かないと。
 そして、6月に出したい完全オリジナルのファンタジィ漫画をどうにかしたいです。
 ネーム=下書きにして、デジデジにやってやるのです。
 線はSAIで、そこからコミスタかなって。

 イベントは、6月28日の北海道コミティアです。


10.さいごに

 カオスなちょこれいつブースの説明と、創作物のご案内を改めてさせていただきます。



 ・『黒獅子物語』

  白城ちょこほデザインのキャラクターを拝借して黒井ここあが書いているハイファンタジィ。
  小説投稿サイト『小説家になろう』さんにて好評連載中。
  通称『本編』。

  あらすじ

  「あんたを迎えに来たわ、陛下。解放軍の指揮者として」 
 これは、剣と魔法が存在する世界の物語。舞台は海に囲まれたヴァーナ諸島、その本島ヴァニアス王国。グラジルアス王子(グラズア)は、両親の突然の死により、13歳にして王位を継承した。ある日彼は、妹姫の口から両親が叔父で宰相のリンデン伯爵に殺されたことを知る。宰相への復讐を狙う彼が18歳になったとき、トレジャーハンターの少女、テュミルが現れ……。独裁政権を覆し、国を取り戻すため。そして、伯爵によって引き離された二人の妹姫を助け出すため。青年王は少女と共に旅立つ。

  http://ncode.syosetu.com/n6024ca/


 ・『黒獅子物語』PV

 『本編』の第1章第1節にここあ曲とここあ絵をつけた、サウンドノベル風動画。



 ・『少年王のジレンマ ―黒獅子物語外伝―』

 『本編』を遡ること3年。
 15歳のグラジルアスの、苦悩と青春の日々を描いた短編。
 NOTウェブ連載ですので、同人誌でしか読めません。
 実は、外伝2の草案は完成しています。
 12歳のテュミルのお話しになってます。早く書きたい。そしてこれも同人誌限定です。


 ・番外、ここあ曲

  大概、『本編』の為に曲を書いています。
  ロック生まれ、スクウェアソフト育ち、クラシック畑の人間ですので、そう言う曲ばかりです。
  調子が良いと1日1曲、完成させます。
  そうしてストックが80くらいあるようなのですが、原稿が嫌になったりしたらやります。

 ・ここあ絵

  大概、『本編』宣伝のためか、同人誌の為に描きます。
  そうじゃないと仕上げないらくがきクオリティですので、なかなかアップしません。

 ・ここあ詩

  まいすいーとはーとKE-Iの歌曲や、『黒獅子物語』の主人公格キャラソンの為に書いたりします。

以上を独りで管轄しておりますので、ここあは「なんでもや」を名乗っております。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

こんばんはっ! イベント情報ですよぉー!

自己課題昇華(誤字ではない)であたまがぽわーなここあです、こんばんは。
重要じゃないここあのぼやきは下の方に書きますね。


【イベント情報】

4月12日 エリシアンエレメンツ3 札幌アスティホール 11:00~14:30

【C-15】で、サークルちょこれいつ、参戦いたします。

はい、サークルカット。


頒布物はいつも通りですこちら!

頒布物・通販ご案内ページ
http://961cocoascaffemocha.blogspot.com/2015/02/blog-post_31.html

PC持参でPVも垂れ流しますが、ご自宅でごゆっくりご覧いただく方がノンストレスでお勧めです。
ですが、ここあにじーっと見つめられながら30分間観賞して、感想を頂けましたらとっても嬉しいです。
はい、こちらがPVです。

『黒獅子物語PV』
 本編の第一章第一節が、音楽、イラスト、全てここあの制作の紙芝居でお楽しみいただけます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25857362

えーっとあと何か宣伝……あったけ……。

ああ、そうです!
エリシアンさんは入場者さんに100円チケットがあるそうです、お買い物にお使いいただけるんですって!
ここあ絵でよければスケブもやります。
『黒獅子』以外の版権でしたら、プリキュアメインですね。スマホではないので、参考画像見せていただければ可愛い女の子でしたら喜んで書きます。男の子はむずかしいですよね><

あとは、ここあ、明日は遅めのランチを予定しています。
お暇でしたらどうぞご一緒にいかがですかー。

あとなんだ、あとなんだ……。
寝不足と締め切り明けで脳味噌の回転マッハなんですけど何も思いつかない不思議です。

あとはぼやくだけかな。

今日、宣言通りに連載更新いたしましたー!
http://ncode.syosetu.com/n6024ca/

えっとですねー。
『黒獅子物語』の投稿は、節ごとでありまして……。
普通の文庫本にしましたら章扱いして良い分量を一度に投稿しております。
2週間の隔週締め切りって悪くないアイディアだと思うんですけれど、今回、14日ではなくて11日しかなかったわけなんです。
ちりぽり、3k文字くらいで投稿を毎日続けるのがベストな連載なのかもしれませんが、そこはポリシーとして一節20kくらいで、どっぷり読んでいただいて、浸かっていただきたい気持ちでおります。
気持ちと身体が追い付かないこのジレンマ。

既刊『少年王のジレンマ』よろしくおねがいしますー!


2015年4月6日月曜日

新曲に声入れました

少年はヴィオールを肩に乗せ、そっぽを向いた。
「お前のその、天使みたいな声はさ、神様が作ったモノだ。間違いなく」
少女は、高まる鼓動をおさえるように瞼を閉じた。
そしてそっと、胸を膨らませた。



うたの無い世界なんて 哀しくて辛いわ
鳥も花も 蝶も樹も 海でさえうたうのに

孤独な牢獄 地上(ここ)は 苦しくて寒いわ
誰もかれも 動物も 神様の創り物

Domine Deus 神様
祈り捧げ 声上げ
寝て覚めて 夢の中で(さえも)あなただけみています

2015年4月4日土曜日

新曲とシスコン主人公

【今までで】ファンタジィ小説『黒獅子物語』http://ncode.syosetu.com/n6024ca/【300k文字】
宰相に全てを奪われた少年王グラジルアスは謎めいた銀髪少女テュミルに導かれ旅立つ。建国と世界の秘密を相手取ることも知らずに。


みみたこならぬ、めたこな宣伝です、こんばんは、ここあです。

西洋音楽の形成にキリスト教文化の理解は欠かせません。
ですが、教会堂を離れたところで、民衆は民衆として音楽を楽しんでおりました。
はやり歌ってやつです。
はやり歌の題材はどこも大概一緒で、恋愛沙汰がメインです。
騎士道を行く者は貴婦人を讃えなくてはなりませんから、愛の歌を贈らねばなりません。
「おまえがいっしょにいないとだめなんだ」とか、言ってはいけません。
だって貴婦人は既婚者ですもの。
音と言葉に乗せて、淡い恋心や下心をほのめかすのには、音楽家が必要でした。
騎士出身の吟遊詩人のことはトルバドゥール(トルヴェール)、ミンネジンガー。
流しの芸人はジョングルールと呼ばれていた時代がございました。

いつか、その時代の戯曲かオペラでも書きたいと思っております。

で、その一環。

よるにできあがったので声は入れておりません。
YouTubeのページに歌詞とシーン描写がちょっとあります。
えっ。
黒獅子ですか。
ぐっさんなら今、立ち絵になってアニメ化しそうですけど……。
すくしょですの。
髪だけに時間をかけて、いらいらしておりました。
イライラの結果がこれなんですけど。
シスコン王グラジルアス(18)
もちろん文字も書いていますよ。
今日は生産した気分です。

2015年3月23日月曜日

コメントし易くなりましたよっ

【オリジナル小説】黒獅子物語PV【音楽つき紙芝居】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm25857362

やっぱり文字送り早いのですね、申し訳ないです。
ふつかくおりてぃ。

誤字なしの完全版をつくるという目標がまた一つできました。

2015年3月21日土曜日

2015年3月7日土曜日

旅立つ身であること

黒獅子本編と中世ヨーロッパ武器防具戦術辞典をにらめっこのここあです、こんばんは。

主人公グレイことグラジルアス王は、常に見送られる側です。


彼が友人を見送るのは、あまり無いことだと思います。

そんな送り送られがあるのが本編第三章でございます。

うわーんハルバード、ハルバード!
甲冑が大好きすぎて勉強ばかりが捗ります、これではいけません……。

2015年3月6日金曜日

穏やかでありたい

癒しってなんだろう、ここあです。

ほっとひと息つけて、あったかいきもちになるような曲を作りたかったのですが……。

出来たかは謎です。
しろたん、勝手に漫画切りぬいてごめんね。色塗ったから許してくだしゃれ……。

それから、3月22日は F-02 とスペース確定いたしました。
よろしくおねがいしますです。