『黒獅子物語』は、たった一人の為に書いていたお話でした。
たった一人に喜んでもらう為のお話です。
ですが、私の無い知恵と知識を総動員して、読書に耐えうるハイファンタジィを作り込んでやろうと息巻いてもおりました。
一年のフィンランド生活と一カ月のヨーロッパ遍歴とで肌に感じた物を文字帰る作業でした。
笛を吹いて文字を書く生活の始まりです。
そして今、私のやりたいことはたくさんになってしまいました。
経験がモノを言って、作曲が始まり、広報の為にと必要なカットを自分で用意したり。
そうしての口癖、本末転倒が多々起こって、物語本体が滞っておりました。
「なろう」さんでのお気に入り数は、決して多くはありません。
ですが、お気に入りに入れて下さるからには気になってくださっているに違いありません。
音楽から、イラストから、漫画から、あちこちの角度から『黒獅子物語』に興味を持って下さる方が増えてまいりました。
もう、私と、しろたんとの二人の間の楽しい交換日記ではなくなりました。
いまさらですが、そう、心を入れ替えて頑張りたいと思います。
たった一人の為に。
その気持ちは変わりません。
楽しみにしてくださっているあなたという見えない存在の為に、今日もしこしこ書いております。
待てども報われないと思わないでください。
そのときはどうか、叱咤してください。
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