2018年6月27日水曜日

ゆっくりじっくり執筆スケジュール

こんにちは。ご機嫌いかがですか。
2018年春の新刊『〈黒獅子物語1〉怒れる獅子の旅立ち』を脱稿・刊行し、
COMITIA、文フリ東京、関西コミティア、北海道COMITIAと
続けて頒布してまいりました。
ここあファンのみなさま全員にお届けできたでしょうか。
会えなかった方も多く、不安が残るところであります。

さて、これまでなら脱稿後、エネルギーを使い果たして
満身創痍でイベントに突入、そのままシーズンオフへ。
というのがよくないスケジュールだったのですが、
なんと、脱稿後からすぐ、二巻に着手している私がいました。
ほめ……
いや、みんなきっときちんと一区切りつけたら
すぐに新しいことに取り組んでいるはずなので、
褒めてもらえはしませんでしょう。
なので自分でします。えらいぞ、その調子っ。
ちゃっかり表紙のアイディアも固まってて、よいよいですよっ。

新刊は「きっと誰も待ってない」「誰も読んでくれない」
「落としたって誰も気にしない」「落としたら私は私を嫌いになる」
などと、泣きながら書くのが通例なのですが、
それじゃあちっとも成長していないことになります。
なので、スケジュールを組みました。
待ちわび、求め、読んで、好きでいてくださる方に
失礼なことを言っているのは承知なのですが、
極限状態ですり減ったとき、絶望と〆切とデッドリーダンスしているのでご容赦いただけたら……。

と、いうことでですね。
執筆スケジュールはCOMITIAの開催日にあわせ、
刊行スケジュールは春・秋のCOMITIAにあわせることにしました。
どう計算しても、やっぱり三年かかるんです。
三年あったら、賞に投稿し続けている人がいいところにいっちゃうかもしれない。
その間、私は対外的な営業もせず、黒獅子にかかりっきりになります。
果たして私は、成長できるのでしょうか。
ひとつのケリをつけるにしては、とても長い時間を使うことになります。
このけじめがついたとき、私は果たして何者になれているのでしょうか。
漠然とした不安はありますが、実は落ち着いた気持ちで執筆できています。
とにかく、私は彼らを明るい未来へ連れて行かねばならないのです。

しかし、書けば書くほど、自分のアラが見えてきます。
印刷し終わった本をうっとりながめる暇もありません。
一文一文、もしくは拾いきれなかった誤字脱字にハンカチを噛みながら、
「もっとやれた」「ここはこうすべきだった」と反省するばかり。
本番と同じですね。
試行回数を増やすことにより、成功率を上げていくほかありません。
二巻は11月の予定です。がんばるぞ~!
感想はいつでもお待ちしております。