2014年12月11日木曜日

優先順位の決め方

立てこんだり落ち込んだりすると、極端に見失うのがそれらをこなす優先順位です。
これが整理されている人は、急務にも落ち着いて対処できるように見受けられます。

私に当てはめると、体調の波が気分の波になり、それが優先順位の決定を揺らがすのです。
それが決められないと、プチパニックになることもままあります。

なので、行動のテンプレートセットを作ってあります。
お掃除の例を上げますと、洗濯機を回しながら食器を洗い、それが済み次第掃除機をかける。なんとなく部屋中がさっぱりした頃に洗濯が完了し、干す作業に移行できるのです。
これでまとめて1時間30分くらいで全てが終わります。

ですが例外も多々あります。テンプレなしの、いきあたりばったりです。
練習をするときなんて特にそうです。
なぜかというと、この件に関しては毎日同じことをしたくないから、ですね。
練習と言う意味では同じことはしていますが、同じプログラムで練習をするのが大嫌いなのです。
決まった基礎練習から初めて、エチュードをやって、それから曲。
こういうふうに決めてしまうのが何故か嫌いです。一つの上達法として、これが理にかなっていることを理解しているはずなのですが。

私の場合はこうです。
実践、すなわち楽曲の練習から始めて、ネックを見つけ次第ケアする。
ケアの工夫が追い付かなければ、根本的に苦手な個所と判断し、ベーシックな部分をケアします。
これのくり返しです。

上質な音の為には、作品に触れる時間を増やして、どっぷりとつかるように響きを耳に馴染ませていくべきと考えるからです。
上手な基礎練習は、鮮やかなテクニックの証明にこそなれ、最終的には音楽として誰かに差し出すものではありませんから。

まあ、良く料理に例えるのですが、素材を刻むのを上達させるために刻む練習だけを繰り返すのではなくて、食べてもらう対象のことを思って料理を作り出す為に今、素材を刻む必要があると。
そういう解釈で音楽も捉えています。
とても極端ですがね。

それで優先順位ですが。
演奏中、あるいは作業中に雑念を入れない為に、まずはお掃除の必要があるようです。
ありとあらゆるものが散乱していますからね。

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